時空の旅人 - 2002/08/20 19:00  2019年追加
 
いつの時代も残虐な暴君の最後は悲惨です。 病死として記録されている例も多い。 そのため、この悲惨な事実は、知られていない。
それは、周りの者が命がけで生きるためにするからです。しなければ、暴君によって残虐な目に、いつ、あうか分からないからです。


彼も、暴君でした。しかし、彼は悔い改めて、歴史に残る偉業をなしとげたと記録されています。

インドに、100人を超える王の子の一人として、彼は生まれました。
王座の後継者争いで、兄弟を皆殺しにしました。 500人の大臣と500人の女官を自分の手で殺しました。
そして、人々は、彼の事を鬼と思いました。

ある日、通りかかった少年僧に、出会いました。
そして、仏教の教えを知り、仏教を信じるようになりました。

彼は、全インドを統一するため、カリンガ国をせめました。
この戦いで、兵士と住民あわせて数十万人が死にました。

彼は、この知らせを聞き、戦争の愚かさを悟りました。
彼は、「ダルマ」(殺傷禁止、恩師・父母を敬う、他宗教容認等)の政治を行うようになりました。 

彼は残虐な鬼の暴君でしたが、仏教の教えに出会い、偉大な王として歴史に記録される事になりました。
アショカ王【BC304頃-BC232頃】の精神は、今も、インドの中に生き続けています、


仏教、キリスト教など、他の多くの宗教でも、同じように悔い改めて偉大な人として記録される人々が歴史に記録されています。
もし、あなたが暴君なら、もし、あなたが残虐な事をしてしまった人なら、悔い改めれば、やがて歴史に残る偉人になれます。

天は人を助ける人を助ける。 昔も、今も、これからも。 


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ドヴォルザーク作曲

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