交響曲 第5番 運命 第2楽章

投稿者:時空の旅人 - 2002/03/17 18:30

1556年、父の死により、まだ14才の子どものアクバルは、ムガール帝国の第3代皇帝に即位しました。

その翌年、強大なヒームーの軍が、ムガール帝国に、襲いかかりました。
アクバルの運命は、風前のともし火でした。

しかし、流れ矢が、ヒームーの目に当たり、一転して、ヒームー軍は、逃げ出しました。
その後、アクバルは、今のインド、パキスタン、アフガニスタンにわたる地域を、ムガール帝国として征服しました。

アクバルは、州・県・郡の行政制度を導入し、税の法律を整え、道路を整備し、宗教の平和共存を押し進め、
いろんな人種の人を役人として採り立てました。 文学や美術も、保護しました。

アクバル【1542-1605】は、ムガール大帝国の基礎を作った第3代皇帝として、世界史に記録されています。
14才の少年を助けた一本の小さな流れ矢が、ムガール大帝国の遺産を作りました。

アクバルは、イスラム教徒、妻はヒンズー教徒でした。 子どもには、キリスト教の宣教師を付けました。
アクバルの願い、イスラム教とヒンズー教と、その他の宗教との平和共存の願いは、今も、遺跡の形で、世界に訴え続けています。

昔は、一本の矢。 今は数行の文が、世界を救うかもしれない。 そう、今度は、あなたの番です。


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