茶摘(ちゃつみ)

投稿者:その『原点の心』を知っている時空の旅人 - 2002/03/24 18:30

医学と言えば、西洋医学と同意義で考える人が多いですが、今から、約2400年前は、まったく、そうではありませんでした。

そのころ、地球上で圧倒的に一番進んでいた医学は、中国にありました。
彼は、五臓六腑(ごぞうろっぷ)説を、となえました。

 五臓六腑説--人間の体には、肺臓、心臓などの内臓器があり、この働きが悪くなると、病気になるという考え。

扁鵲【へんじゃく】は、中国古代の医学者として、世界史に記録されています。
西洋医学がだめなら、東洋医学や他の医学を訪ねたほうが良い。

同じ西洋医学でも、昨日までは、もっとも進んだ治療法だったのが、今日は、問題のある治療法として認識される事がある。
昨日までは、画期的な良薬が、今日は、危険な毒薬として認識される事がある。

昨日まで、特効薬と思われ、今日は、毒薬として、認識されているものを患者に説明しないで、使用すれば、
大昔から、毒として認識しているものを使うのと変わらない事になる。 それは、治療ではなく、殺人という犯罪になってしまう。

数千年にわたる医学の知識の蓄積は、多くの医学者たちの汗と血と涙と努力の賜物(たまもの)です。
殺人のためではなく、救助のために、それらの人類遺産が蓄積されてきました。

そこにあるのは、医学の知識の蓄積だけではない。 そこにあるのは、目に見えないが、膨大な小さな愛の蓄積です。


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