くるみ割り人形より 中国の踊り

投稿者:時空の旅人 - 2002/06/23 18:30

『国やぶれて山河あり、城春にして草青みたり』
国が戦乱で敗れて、人の世は、はかないが、自然は変わらず、美しいと、彼は詩をよみました。

彼は、一時は皇帝の意見役にも、なりました。
しかし、宮廷の生活は、彼にはバカバカしく感じ、一年後、その職を去りました。

彼の一生は、貧乏と病気の苦しみの一生でした。
そして、その苦しみの中で、詩が生まれました。

杜甫(とほ)【712-770】は、中国の詩聖と呼ばれた詩人として世界史に記録されています。

もし、あなたが貧乏や病気の苦しみの中にあるなら、さいわいかもしれない。
あなたの残す本が、人類遺産になるかもしれない。

苦しみの中でしか、出てこないものがある。 あなたは、それを知っている。
杜甫の残した詩は、戦争の愚かさを、今も世界中に訴え続けています。 そう、これを読んでいるあなたにも。


「 くるみ割り人形より 中国の踊り 」 Copyright (C) 1998-2000 Toyoaki Shimada. All Rights Reserved.  http://www.midi-box.com
 チャイコフスキー作曲
世界平和の為の投票所 | 地震発生量の信号機