動物の謝肉祭より 白鳥

投稿者:時空の旅人 - 2002/03/10 18:00

もし、あなたが、町で、耳が悪く話しができなくなり学校にも行けなくなった10才の少年を見かけたら、どう思うだろうか?
あなたは、その彼が、やがて、世界史に残る人になるとは、予想できない。

1857年、彼はロシアに生まれました。
10才の時、しょう紅熱にかかり、耳が聞こえなくなり、学校に行けなくなりました。

彼は、『空を飛んでみたい』と夢を持ちました。
彼は、独学で数学、物理学を勉強しました。

耳が不自由でしたが、教師資格試験に合格し、1880年に、中学の教師になりました。
そして、宇宙旅行の夢を持ちました。

教師を続けながら、ロケットの研究を続けました。
1903年、『ロケットによる宇宙空間の研究』の論文を出しました。

1930年には、彼の指導のもと、ロケットが、作られました。
ツィオルコフスキー(1857-1935)は、『ロケットの父』として、世界史に記録されています。

彼の夢は、ドイツの少年、フォン・ブラウン(1912-1972)に引き継がれ、
1969年のアポロ11号による月面着陸へと、つながっていく事に、なりました。

学校に行けなくなった耳の不自由な少年の夢は、21世紀初頭に起きる人類史に残る出来事につながっていきました。
頑張っている人には、神さまが味方をする。 昔も、今も、これからも。


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 C.S.Saens作曲
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