どこかで春が

投稿者:時空の旅人 - 2002/05/06 18:00

彼が、それを発表するまでは、精神障害は、すべて、脳組織の病気だと考えられていました。

しかし、彼は、精神障害は、心に受ける傷も含め、経験や習慣が関係していて、
人の意識に現われない無意識(潜在意識)層に、たまっている心の病気と考えました。

そして、神経症・ヒステリーなどの原因は、抑圧(よくあつ)された性欲だと仮定しました。
その治療法として、自由連想法を考案しました。

フロイト【1856-1939】は、精神分析学の創始者として、世界史に記録されています。
自分で認識できる意識が、治ったと思っても、自分で認識できない無意識の心の傷が、治っていなければ、治っているとは言えない。

フロイトが灯した見えない世界への探検の灯は、今も世界中で、医学、心理学、芸術の分野を照らす事になりました。
今では、犯罪加害者、被害者の心の治療にも、無意識層の治療がされるようになりました。

彼は、見えない世界だけではなく、見えない力の存在を気づいたのかもしれない。


「 どこかで春が 」 Copyright (C) 1998-2000 Toyoaki Shimada. All Rights Reserved.  http://www.midi-box.com
 草川信作曲
世界平和の為の投票所 | 地震発生量の信号機