夜の調べ

投稿者:弁護士が化学の人類遺産を残した事を知っている時空の旅人 - 2001/12/09 18:30

1794年、フランスの恐怖政治の中、一人の弁護士が処刑されました。
彼が、徴税請負人の株を持っていたというだけの理由でした。

彼は、1743年、金持ちの弁護士の家に生まれました。 彼は大きくなって、弁護士になりました。
彼は、余暇を利用して化学の研究を続け、やがて、『質量不滅の法則』を発見しました。

燃焼を助ける空気の酸素を発見し、『酸素』と名づけました。
1794年、フランス革命後の恐怖政治の中で、彼はギロチン台に、送られました。

ラボアジェ【1743-1794】は、『元素分析法』を考案した『近代化学の父』として世界史に記録されています。
ギロチンは、一瞬にして彼の命を奪いましたが、彼の名前と偉業は、消せませんでした。

今では、その恐怖政権は、もうありません。 しかし、ラボアジェの偉業は、宇宙誕生の研究にも生きています。
もし、あなたが正しいなら、闇に消える事はない。 やがて、日の光の中に、引っぱり出される事になる。

たとえ、生存中、闇にほうむられたとしても、やがて、歴史家によって墓から掘り出され、
歴史に記録される事になる。 ギロチンの刃よりも強いものがある。

犬死のように死んだとしても、人類のためにつくした人々の名前は、歴史に刻まれ、後の人々に長く慕われる事になる。


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