山の音楽家

投稿者：アイヌの事を気にかける時空の旅人 - 2001/08/06 17:30

もし、彼らが、それらの民話を集めなかったら、それらの名作は、永遠に消滅していたかもしれない。
父を早くなくしたその兄弟は、働きながら大学を卒業し、図書館につとめました。

１９世紀初頭、学者のブレンターノは、ドイツの民話を集めようとしていました。
そして、その兄弟にそれを手伝ってくれと言いました。

ブレンターノは、それが歴史に残る話になるとは、想像できませんでした。
ブレンターノ自身は、飽きたため途中で作業から、抜けました。

しかし、兄弟はその後も集めて編集する作業を続け、最後にグリム童話を完成させました。
グリム兄弟【兄1785-1863,弟1786-1859】は、グリム童話集を作った言語学者として歴史に記録されています。

童話集の中には、『白雪姫』『赤ずきん』『狼と七匹の子ヤギ』『ヘンゼルとグレーテル』『眠り姫』
『ブレーメンの音楽隊』などがあります。

２０世紀、白雪姫は、一番美しい姫として世界中に知られる事になりました。
今も、その映画やビデオや本は、世界中の子供たちと、かって子供だった人々に愛と感動を与えています。

もし、兄弟が白雪姫の民話を記録しなかったら、２０世紀のその映画の傑作は生まれなかったかもしれない。
そして、『小さな世界　イッツ・ア・スモールワールド』が、生まれなかったかもしれない。
その先にある、これから起きる事も、理解しにくかったかもしれない。


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