追憶        *   *  *   
投稿者:時空を飛び回るタイムトラベラー - 2000/01/09 18:41:38

1945年春、収容所から解放された一人の男は言った。
「私は解放されたが、私には、もう妻も娘たちも、いない。 私だけ生き残って、どうなるんだ?」

彼には、もう、この世に何も無いと、思っていました。
しかし、娘のアンネが、かくれ部屋に隠しておいた日記が、見つかりました。

アンネの願いは、2年後、父の手によって、「アンネの日記」の出版と言う形に、なりました。
今では、この世を去った時、無名だった少女は、戦争のおろかさを、世界中に訴えています。

アンネの小さな愛は、父をささえ、人類への警告と言う愛に、なりました。
少女の命と引き換えの愛は、世界中に、平和への願いとして、今も、育っています。
投稿者:普通の少女が死後、歴史に名を刻む事がある事を知っている者 - 2000/01/09 02:55:27

大軍の兵を持つ独裁者は、その少女を殺しました。
彼女が、この世を去った時、彼女の名前を、誰も知りませんでした。

彼女の残したものが、その後、歴史に残る事になるとは、誰も予想できませんでした。
世界中が、それを見て、世界中が彼女の味方になるとは、誰も予想できませんでした。
彼女は、剣や銃を持っていませんでした。

しかし、アンネ・フランクは、「アンネの日記」によって、戦争のおろかしさを、世界中に訴え、世界中を味方にしました。
彼女は、兵を持っていませんでしたが、大軍を持っていた独裁者より、世界中の人々のこころをつかまえました。
歴史は、「彼女が本当の勝利者である」と語っています。
「 追憶 」 Copyright (C) 1999-2000 by hideaki okazaki.  All rights reserved.  http://www.fsinet.or.jp/~hydesan/ スペイン民謡
世界平和の為の投票所 | 地震発生量の信号機