野をこえ丘こえランランラン
投稿者:時空の旅人 - 2000/11/26 18:00
ある分野で、専門家になる為には、その方面の学校に行く必要があると、誰もが思う。 しかし、・・・
紀元前2世紀末ごろ、ミロのビーナスは作成されました。 そして、歴史の中に埋もれました。
1820年、ミロ島で、約2000年の時を越え、ビーナスは発見され、ルーブル美術館で展示される事になりました。
彼は、1840年、パリの貧しい役人の家庭に生まれました。
小学生の時、クラスでルーブル美術館に行き、彼は『ミロのビーナス』に出会い、感動しました。
14才の時、工芸技術学校に入り、美術を学びました。
卒業後、高等美術専門学校を受験しましたが、3度不合格になり、入学をあきらめました。
まわりの誰もが、彼には芸術の才能はないと思いました。 しかし、彼は、彫刻を捨てられませんでした。
そして、彼は、昼間は美術職人のところで働き、夜、古代彫刻を勉強、製作したりしました。
1875年ごろ、彼は、ミケランジェロ【ルネサンス最大の芸術家:1475-1564】の彫刻に出会い、強く感動しました。
彼は、ひとりで勉強を続けました。 頑張っている彼に神さまが味方をしたのかもしれません。
やがて、彼の作品は認められるようになりました。 『青銅時代』『地獄の門』『考える人』『カレー市民』などの作品がありま
す。
ロダン【1840-1917】は、ルネサンス以降、衰えていた彫刻を高度な近代芸術まで、復活させた彫刻家として記録されています。
もし、あなたが、学校に行くお金が無くても気落ちする必要はない。 入学試験に受かる能力が無くても気落ちする必要はない。
ロダンは、高等美術専門学校に行けませんでしたが、ひとりで勉強を続け、歴史に残る偉業を残しました。
彼を支えていたのは、2200年前に作られたビーナスたちと時空を越えた見えない存在だったのかもしれない。
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