野辺にひびく歌声 投稿者:災害救助のはじまりの詩 - 99/10/17 03:18:49 やるだけの事は、やった。 私は、疲労でたおれ、気が遠くなっていった。 気のせいか、かすかに、何か、聞こえる。 太鼓、笛の音が聞こえる。 確かに聞こえる。 だんだん、近づいてくる。 そうだ、それは、救助の大軍が来ることを知らせる音楽隊だ。 音楽隊の後には、救助の大軍が通れるように、ガレキを押しのけ、道を作る部隊がつづく。 空から、状況把握の為のヘリが飛んできた。 一機、二機と、どんどん増えて行く。 大軍は、救助の為に、四方八方へ分かれて行く。 もう、大丈夫だ。 大軍は、数え切れない数で、次から次に来る。 失望してはならない。 救助の大軍は必ずやって来る。 「 野辺にひびく歌声 」 Copyright (C) 1999-2000 by hideaki okazaki. All rights reserved. http://www.fsinet.or.jp/~hydesan/ カルダーラ作曲世界平和の為の投票所 | 地震発生量の信号機