霞か雲か【かすみかくもか】

投稿者:200年前の産業革命の頃(?)の話 - 2001/05/29 01:20

ある町では、町の産業を発展させるために、他の町よりたくさん工場を作った。
そして、工場からの煙で、町は煙におおわれた。
空気は汚れ、川は汚染された。

そのため、町には他の町に比べて比較にならないほど多くの病人が出た。
肺炎、喘息【ぜんそく】、不明な病気など。

町には、膨大な医療費負担がのしかかった。
人々は病弱になったため、他の町に比べて生産性がガタ落ちになった。
工場には、公害裁判が、あちこちで起きた。              過ぎたるは及ばざるがごとし

別の町では、一方向だけに税金を使わず、環境対策などにも使った。
環境対策商品は、その町だけでなく、他の町からもたくさん注文がきた。

産業を伸ばすには、総合的にバランスよく育てる必要がある。
好き嫌いをし、かたよると、栄養がバランスよくとれず、植物は枯れ、動物は病気になる。

良い体を作るには、血管だけでなく、他の器官もじょうぶにする必要がある。
他の器官をじょうぶにすると、血管も生きてきて、さらにじょうぶな血管が必要になってくる。

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