一日の終わり    2000/05/28 17:00投稿
約1000年【紀元前776年〜紀元392年】の間、4年に1度、戦争を中止して「オリンピアの競技」は、行われた。 そして、過去の歴史として、埋もれた。 1863年、フランスの貴族の家に彼は生まれ、軍人として育てられました。 やがて、フランスは戦争に負け、人々は希望を失いました。 彼も失望し、16才で学校をやめ、イギリスやアメリカに旅行しました。 そこで、スポーツが心身を健やかにすると、気がつきました。 同じ頃、ドイツの学者が約1500年の時を越え、埋もれていたオリンピアを発掘しました。 彼は、オリンピアの競技を復活させ、世界平和に役立てようと夢を見ました。 はじめのうちは、どの国も、まじめに考えませんでした。 しかし、彼は、あきらめないで、夢を見つづけ、世界中を回り、説得に努めました。 頑張っている彼に神が味方したのかも知れません。 1894年、パリで、オリンピックとして復活させる為に、国際オリンピック委員会が結成されました。 クーベルタンは、約1500年の時を越え、埋もれていたオリンピックの精神を掘り起こし、 見えない聖火の火を引き継ぎました。 見えない聖火のたいまつには、今も、彼の言った言葉が刻まれています。 「オリンピックで、大切なのは、勝つ事ではなく、参加する事である。」 彼の夢見た世界平和の夢は、見えない聖火と共に、今も世界中を走り続けています。


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