冬は去りて

投稿者:暗黒の時代を調査する歴史家 - 2001/01/03 12:30

それは、ひとつの民族が、別の民族を一掃しようとした話というより、
神の名を語ったナチスと言う悪魔と人類との戦いだったと言った方が正確かもしれない。

私は歴史家として、2人の名前を、武器を持たない勇敢な戦士として記録しなければならない。
2人とも、ナチスに気づかれれば、間違いなく命は無かった。
2人とも、人道を守る為に、武器や石なしで戦った本当の戦士、名誉地球市民と言える。

ドイツ人実業家オスカー・シンドラー
 彼はナチス党員ではあったが、自分の工場に必要な労働力確保という名目で、1200人のユダヤ人を、死の収容所から救い出した。

日本人外交官の杉原千畝【すぎはらちうね】
 彼は、リトアニアの日本領事館の領事代理に赴任していた時、独自の判断でビザを発給して6000人のユダヤ人を救出した。

2人には、背後で支えた人々がいました。
その支えた人々を含め、人類を代表して、暗黒の時代に希望の光を残した事に、感謝の意を、ここに残します。
もし、2人がいなかったら、2つの国に、ひとかけらの名誉も残らなかったかもしれない。

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