ブラームスの子守歌 

投稿者:時空の旅人 - 2002/01/13 19:00

彼は、学校に入学しても、朝、ベットから、なかなか起きませんでした。
そんな、ズボラな子供が、世の中のために何かできると、あなたは思うかもしれない。 しかし、・・・

1596年、彼はフランスの貴族の家に、病弱に生まれました。
10才の時、イエズス会の王立学院に入りましたが、病弱のため、校長の許可のもと、朝は、ベットから遅く起きました。

彼は、朝、ベットの中で、いろんな事を考えていました。
そして、考える中、哲学や神学に疑問を持ち始めました。

ある事で、彼は、すべてを疑うようになりました。
しかし、疑っている自分の存在は、疑えない事に、気がつきました。

『われ思う、ゆえにわれあり』の真理に、たどりつきました。

デカルト【1596-1650】は、『近代哲学の父』として世界史に記録されています。
彼は、数学の微積分のはじまりともなる解析幾何学を考えた数学者でもありました。

彼の出版した『方法序説』により、一部の神学者たちの反発をかい、一時は、逮捕されそうにもなりました。
彼は、哲学、数学、物理学に大きな功績を残しましたが、熱心なキリスト教信者でもありました。

科学を真剣に見つめた彼は、神を真剣に見つめた人でもありました。

朝、ベットから、なかなか起きなかった子どもが、世の中の考えを変える事に、なりました。
新しい時代を作る人は、いつも、人々の予想外のところから登場する。 昔も、今も、これからも。


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